エクアドルの首都キトで、ホルヘ・グラス元副大統領を拘束するためメキシコ大使館に突入する警察特殊部隊(2024年4月5日撮影)。(c)ALBERTO SUAREZ / AFP 【4月7日 AFP】南米エクアドルの治安部隊が5日夜、首都キトにあるメキシコ大使館に突入し、政治亡命を求めていたホルヘ・グラス(Jorge Glas)元副大統領の身柄を拘束した。これを受けメキシコはエクアドルとの国交断絶を発表、他の中南米諸国からも非難が相次いだ。 エクアドルの治安部隊は、壁などを打ち壊すための金属棒を携えて大使館を取り囲み、隊員少なくとも一人が壁をよじ登った。 メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領はX(旧ツイッター)で、当局は大使館建物に「強制的に立ち入った」とし、「国際法とメキシコの主権に対する目に余る侵害だ」と非難した。