2015年12月7日のブックマーク (2件)

  • 日本SFコミュニティについて考えること(その3)

    (その2からの続き) 勇気ある決断、と上に書いた。私自身の体験を交えてもう少し詳しく記す。 私が日SF作家クラブに所属していたときのことだ。当時、私は会長だった。新宿の喫茶店で、私を含め4名の打ち合わせがあった。そこにはこれから日SF作家クラブに入りたいという方が同席しており、彼の推薦者もいた(クラブへの入会には3名からの推薦がまず必要)。 会合自体は和やかに進んだのだが、その方はかつて会員の反対に遭って入会が拒否されたケースがあることをご存じのようだった。入会の話になって、それでふと「否決されたらいやだなあ」と笑いながらおっしゃった。 そのとき推薦者が漏らした言葉は忘れられない。「そんな奴は、粛清してやる」。そうか、これがこの人の心なのか、と思ったものだ。 私がクラブ内の人間関係で疲弊を感じていたとき、上野駅の近くのカフェで、あるクラブ会員と話をした。いろいろと相談に乗ってくださっ

    日本SFコミュニティについて考えること(その3)
    yamaidare
    yamaidare 2015/12/07
  • 消えた地図記号、平成生まれの地図記号

    「陸軍所轄」「海軍所轄」「師團司令部」。 戦時色を強く感じさせる施設の地図記号が、凡例の上の方に記載されている。これが発行された昭和7年は、満州事変の翌年で、日中戦争開戦の5年前。地図記号ひとつとっても当時の時代背景がみてとれる。 ただ、軍の関連施設を地図に載せちゃっていいもんなんだろうか。敵に場所がばれちゃうんではないかと思うが、調べてみると重要な軍事施設を地図上に偽って記載する「戦時改描」が行われたのは主に太平洋戦争開戦後で、この頃はまだ実情に基づく地図だったようだ。 戦時中は、たとえば軍の火薬庫などは桑畑などに偽って記載されたそうだ。改描が行われる少し前のリアルな地図はある意味、貴重な史料かもしれない。

    消えた地図記号、平成生まれの地図記号
    yamaidare
    yamaidare 2015/12/07