インターネットで客にバカラ賭博をさせていたとして、新潟市中央区古町地区のネットカフェが2月、新潟県内で初摘発された。 県警組織犯罪対策2課などは、売り上げが暴力団の資金源となっている可能性が高い上に、ゲーム感覚で気軽に手を出す客がいるとみて警戒を強めている。 ◆口コミで広がる 摘発されたのは、同区東堀前通8番町のインターネットカフェ「MAX」。薄暗い雑居ビル3階の1室に店を構え、1台のホストパソコンと10台の客用パソコンを設置。全てのパソコンを韓国のカジノサイトにネット接続し、客を遊ばせていたとして経営者の女(67)と、従業員の男(43)を常習賭博容疑で現行犯逮捕(同罪で起訴)した。 入り口は重々しい扉と店名を掲げた看板があるだけで、一見すると会員制バーのよう。県警が踏み込んだ際も、30~60歳代の客数人が店内におり、このうちプレイ中だった歯科技工士の男も賭博容疑で逮捕された。客層は自営業