運動した後に疲れるのは、「乳酸」という疲労物質が筋肉中に蓄積することが主な原因だ。乳酸はある程度、激しい運動を行うと発生する。運動後の疲れを残さないためには、筋肉中の乳酸濃度をいかに速やかに下げるかがカギとなる。 筋肉中の乳酸濃度を下げるために一般的に行われている方法は、運動後に軽く行うストレッチや体操だ。乳酸が発生しない程度に軽く体を動かすことで、筋肉中にたまった乳酸を血液中におし流すというもの。他には、梅干のようにクエン酸を多く含む食品を摂取して、乳酸が速やかに代謝されるようにする方法などもある。また、運動中にアミノ酸を含むスポーツ飲料を飲むと、疲れにくくなるとも言われている。 さらに、7月に開かれた日本運動生理学会では、運動の合間にトマトジュースを飲むと、運動後の疲労を軽減する可能性があることが、カゴメと国際福祉大学の共同研究で明らかにされた。 トマトには、有機酸やアミノ酸、そ