MMCでは、スナップインを複数組み込んだ独自の.MSCファイルを作成することができる。独自の.MSCファイルを新たに作成すれば、管理者がよく使う管理機能を1つの.MSCファイルにまとめたり、クライアントで利用してほしい管理ツールだけを1つの.MSCファイルに集めてクライアントに配布したりできる。これによって、管理業務を簡素化し、管理コストを抑えることができるようになるだろう。 それでは、新しく.MSCファイルを作成する方法を見ていこう。 MMCを単独で起動する MMCの実行モードには、.MSCファイルの作成や編集を行うための「作成者モード」と、通常の利用のための「ユーザー・モード」がある。.MSCファイルを作成するには、「作成者モード」でMMCを実行する必要がある。その方法は簡単だ。MMC.EXEを直接起動するだけである。手順としては、「スタート」メニューにある[ファイル名を指定して実行]