みなさんは、占い師に何か相談をしたことがあるだろうか。世の中には、手相占いや、四柱推命、姓名判断、運勢学、風水など、さまざまな種類の占いが存在している。 たとえば、ある占いは「統計に基づいて〜」と説明しているが、それは「少数の法則」を使って、占ってもらう人にメッセージがもっともらしく聞こえるような錯覚を引き起こしている可能性がある(少数の法則についてはまた改めて解説する)。 さて、怪しいものから歴史のあるものまでさまざまある占いだが、大企業の社長や政治家が意思決定に迷ったとき、信頼する占い師に相談に行くのはよく聞く話だ。 たとえば、藤田小女姫という占い師は、政治家の岸信介や起業家の松下幸之助を顧客に抱えていた(ただ、離婚や事業の失敗から、占い能力に疑問が持たれるようになり、有力者が離れて行った)。筆者も、仕事やプライベートにおける悩みから、試しに著名人が相談に行く占い師に行ったことが2、3