「なるべく〜します」 「ならべく〜します」 正しい日本語はどちらかと問われれば日本人の読者には正答することはたやすいし、もし分からないのであればこのブログを読む前に「ごんぎつね」などを読んだ方がよい。 小学校の頃、家出をよくすることで有名な種本くんが作文を書いていた。 「なるべく頑張るようにします」 そのような一節があったように思える。俺は大笑いした。 「なるべくってなんだよ! なるべくって!」 と。 何故笑ったか。 実は俺は「なるべく」ではなく「ならべく」が正しい言葉だと思っていた。種本くんが誤用したと思った。だから、笑った。バカにした。笑い者にした。種本くんは「うるせえなあ」と流した。流した彼の気持ちはわからない。 しばらくした時、学校の先生が「なるべく〜してください」といったのを聞いた。その時は「え? もしかして、なるべく、が正しい日本語?」と気づいた。種本くんに申し訳ない気持ちにな