平安時代、鍋や琴といった古道具が妖怪に変身し、夜の町を練り歩く「百鬼夜行伝説」が残る京都市上京区の大将軍商店街(一条通)が、スマートフォンのカメラで妖怪を探し、記念撮影ができるアプリ「妖怪カメラ」を開発した。これまでも百鬼夜行を再現した仮装行列などに取り組んできた同商店街。関係者らは、テレビアニメ「妖怪ウォッチ」ブームの今が好機と、アプリ効果での誘客に期待を寄せている。 アプリは、同市のアプリ制作会社「京都エンタテインメントワークス」と協力して開発。商店街を訪れ、スマホのカメラをかざすと、靴や琵琶の形をした妖怪が画面上に出現し記念撮影できる仕組み。 写真を保存すると、図鑑に登録。24種類の妖怪をすべて見つけると、商店街以外の場所でも妖怪を入れて撮影できるようになる。 商店街に直接足を運んでもらえるよう、当初は妖怪カメラが使用できるのは妖怪ストリート(一条通)のみ。アプリを企画した商店