日本初の動物園である上野動物園(東京都台東区)の目玉だったジャイアントパンダのリンリンが一昨年4月に死亡して以来、パンダ不在となっていた同園で平成23年にも、再びパンダの飼育展示を再開することが12日、分かった。同日の定例会見で石原慎太郎都知事が明らかにした。 【フォト特集】タイ北部の赤ちゃんパンダ 東京都や同園では昨春以降、中国当局と新たなパンダの貸与について交渉。だが、年間1億円とされる高額のレンタル料や、中国の四川大地震などの影響で難航していたが、このたび双方で条件が合意した。 石原知事は「地元からの要望も強く、全国の子供たちに希少動物の大切さを伝えていきたい。繁殖にも挑戦する」と語った。 【関連記事】 ・ 起爆剤はホッキョクグマ 行動展示へ14億円かけ新放飼場 上野動物園 ・ 「イグ・ノーベル賞」パンダのふんで生ごみ減量の田口名誉教授受賞 ・ 【石原知事会見詳報】上野