そいつは小奇麗にして、仕事もそこそこの収入もあって、顔も身長も体型もまあ標準的。 「どうして俺にはロクな出会いが無いのか、不思議でたまらない」とか言ってる。 まあ薄々感づいてはいたんだけど、呑みながらブレーンストーミングやってみたら やっぱり「好きなタイプの女性」が存在してなかった。 たいていいつも「単純に顔が好み」な女性にとりあえず間違ったアプローチしてコケてる。 ----- いいんだよ別に、でもなんで自分の得意な土俵に上げることを考えないのさ。 たとえばサッカー好きなら、サッカー好きな女性を探せよ。 映画好きなら映画好きな女性を探せよ。 えっ、趣味は特に無い? 休日は何しているの? 「定期券内の通過駅で降りてみて、次の駅まで歩いてうろうろする?」 なんだよその趣味。じゃあそういうのが好きな女性を探せよ。 そんな趣味の女性なんていないって? 大抵どんな変な趣味だとしても、いるんだよそれが
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