いつも言っているが、現状どうなっているかのデータや分析は企画書の導入部分において必要不可欠の要素である。これを怠ると、上司を納得させるための要素の半分以上が失われると言ってもいい。今の状態が良いのか悪いのか、自分でそれを判断できなくても、今どういう状況にあるのかなどを正確に相手に伝えることで、その後に記述する施策がどんな意味を持っているのかを理解させることができ、最後の肝となるROIの根拠としても利用できる。 そして、実施する戦略と施策の具体的な内容だ。これは具体的に記述しないと、企画書を判断する立場の人がイメージできないため、できるだけ具体的に書く。ただし、だらだらと書いても意味がない。ポイントを絞って具体性を持たせることが重要である。 そして、ROIの視点に基づき、成功への指標を記述して、最後に想定されるコストを算出する。 以上のことをまとめると、企画書に必要な要素は以下のようになる。