前回の記事に続き、Singer Song WriterやLily、MegpoidなどのVOCALOID 2製品の開発元であるインターネット社の社長、村上昇さんとの昔話です。前回は、村上社長の学生時代から、カモンミュージック設立のエピソード、そして現在のインターネット社が設立されるまでの話でした。。 今回は、現在の主力製品であるSinger Song Writerの初期バージョンのコンセプトや当時のシステム構成、その後の発展などについて聞いていきます。そう、この初期バージョンが登場したのは1991年だったので、ちょうど20年も前のこと。パソコンも今のWindowsマシンではなくNECのPC-9801が全盛期だったころの話です。 PC-9801時代のSinger Song Writer V2(筆者の手元にあったカタログより:以下も同じく) 藤本:カモンミュージックのレコンポーザは定番のMIDI