第5回 Referenceポリシーの作成と動作テスト 古田 真己 サイオステクノロジー株式会社 インフラストラクチャービジネスユニット Linuxテクノロジー部 OSSテクノロジーグループ 2006/6/17 そろそろ読者の皆さんもFedora Core 5(FC5)に触れているころではないかと思います。 第4回「ReferenceポリシーをEnforcingモードで動かそう」ではReferenceポリシーでのモジュール作成に向けて必要なことをおさらいも含め解説しました。今回は、実際にモジュールを作成してSELinuxのポリシーを仕上げます。 ドメイン名を考える いよいよモジュールの作成に取り掛かります。最初に、アプリケーションバイナリ名を基にしてドメイン名を考えます。これはtomcat.teを作成する部分に当たります。 アプリケーション実行環境であるTomcatはJavaバイナリによって