世界を旅する動画で人気のイギリス人ユーチューバー、ルイス・コール(Louis Cole)が公開した北朝鮮の動画が物議を醸している。彼が最近公開した6本の動画には、仲間たちと平壌にある巨大なウォーターパークを訪れたり、現地のガイドにいたずらをしたり、白い砂浜を歩いたり、兵士たちとダンスをする様子などが収められており、まるで北朝鮮が理想の旅先のように描写されている。 また、北朝鮮では多くの人々が食糧不足に苦しんでいるにも関わらず、動画では彼らがレストランでたらふく食べている様子も紹介されている。コールのユーチューブのチャンネル登録者数は180万人を超え、動画が及ぼす影響は決して小さくない。 コールの動画が問題視されているのは、彼が北朝鮮の華やかな側面だけを捉え、独裁政権下で苦しむ国民の姿を伝えていないからだ。ニューヨークに本部を置く人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチは、北朝鮮について次の