印刷 ラグビーの試合中、被災地を拠点にする釜石シーウェイブス(岩手県釜石市)の選手に「お前ら震災で頭おかしくなったんちゃうか」と暴言を吐いたとして、関東ラグビーフットボール協会は9日、横河電機(東京都武蔵野市)の選手1人を30日間の対外試合出場停止、チームを厳重戒告とする処分をした。 協会によると、9月25日に盛岡市であったトップイーストリーグでの試合中、スクラムを組む際に釜石の選手に向かって発言したという。協会は処分理由を「極めて悪質な暴言。被災地とその住民を愚弄(ぐろう)する発言は到底許されない」と説明している。 横河電気は試合後に釜石に謝罪し、独自にこの選手を2週間の謹慎処分にした。帰京後2回のミーティングでメンバー全員に再発防止の教育をしたという。山崎善也ラグビー部長は「今後、このような問題を起こさぬよう、一層の部員教育に努める」としている。