JR西日本はこのほど、225系などで使用する新型の吊り手を、京阪神エリアの普通電車に使われる321系や207系にも順次導入すると発表した。 新しい吊り手は、輪の内径が従来の85mmから100mmに広がり、太さも従来の15mmから20mmに。オレンジ色で目立つため、とっさのときにつかみやすくなり、安全性が増した。321系に関しては、新型吊り手の導入に合わせて出入口付近の吊り手を増設し、より多くの乗客が利用できるようにするという。 JR西日本の321系や207系に導入される新型の「吊り手」(画像提供:JR西日本) ところで、首都圏の電車だと「吊り手」よりも「吊り革」と呼ぶことのほうが多い。「走行中は危険ですので、吊り革や手すりにおつかまりください」という車内放送もよく聞く。でも実際のところ、「吊り革」は革製ではない。輪の部分はプラスチックで、帯の部分はナイロン繊維を樹脂でコーティングしているそ
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