西アフリカの3か国で流行してきたエボラ出血熱の発生が最初に報告されてから1年がたち、感染は過去最悪の規模で広がり、これまでに1万人以上が犠牲になったとみられますが、依然としていつ終息するのか見通しは立っていません。 ことしに入って新たな感染者数は大幅に減ってきていますが、今月に入って初めて患者の数がゼロになっていたリベリアでは20日、新たな患者が報告されたほか、ギニアでは15日までの1週間で新たに95人の患者が報告されて、ことしに入って最も多い患者数を記録しました。 このように西アフリカでは感染拡大が再び懸念される事態ともなっていて、依然としていつ終息するのか見通しは立っていません。 さらに医療従事者も、これまでに500人近くが感染で死亡してぜい弱な医療体制が機能不全になっており、エボラ出血熱以外の治療ができるはずの病気で患者が亡くなるケースも相次いでいます。 支援活動を続けるNGOなどは