脱「いい子」のソーシャルワーク――反抑圧的な実践と理論 坂本いづみ、茨木尚子、竹端寛、二木 泉、市川ヴィヴェカ(著) 本を入り口に「個と個で一緒にできること」のヒントをたずねる「こここ文庫」。今回はインクルージョン研究者の野口晃菜さんに選書をお願いしました。テーマは「他者と自分の権利を大切にするために必要な視点」。 ご紹介していただいたのは『脱「いい子」のソーシャルワーク――反抑圧的な実践と理論 』。 本書の帯には「福祉職が社会構造による抑圧を黙認するとき、支援を必要とする人たちもまた、その抑圧構造に否応なくからめとられていく。わが身のしんどさと我慢がより弱い立場の人たちに向いてしまわないために、『変えられないもの』と思い込んでいる法や制度、社会規範に対し、批判的な目を向けよう」と書かれています。 野口さんは、本書を通して、小学校の非常勤講師として働いていたときに目の当たりにした構造的な問
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