旋律学は旋律に関する学問だが、和声学、対位法、作曲法、楽式法、と比べると、十分、体系化されてない。旋律の創作が霊感に支配される部分も多いので、学問的処理が困難なためと思われます。 語源 旋律MerodyはMerosu(歌)とOdo(詩)の合成語。日本語では『節 ふし』ともいわれています。 {節}~言葉に高さの変化をつけること~。 すなわち旋律の語源は「言葉(詩)を、ある高さで歌うこと。」となります。 分類 はじめは言葉を歌うものだったが、器楽の発展により、声楽旋律と器楽旋律に分けられるようになった。もちろん声楽を模倣する器楽旋律、器楽ふうの声楽旋律もある。 構造 音高線とリズムで合成され、その楽音のつながりに、何らかの音楽的表現意図を持ったまとまりを、持っていなくてはならない。 <まとまりを表す音楽用語> 動機、強小節、弱小節、楽節、先行楽節、後行楽節、小楽節、大楽節、センテンス、ピリオド