オフィスビル市況の停滞感が強まってきた。オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)がまとめた11月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビル平均空室率は前月比0.12ポイント上昇し、8.90%になった。空室率の上昇は2カ月連続。今年秋以降、欧州の財政不安や円高進行、タイの洪水などの弱材料が重なり、移転需要は勢いを欠いている。景気の先行きに不透明感が強まる中、テナントの慎重姿勢に
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