首相公邸近くのごみ集積場から大量の未使用ノートが見つかったと1日発売の「週刊団団」が報じた。ノートは燃やすごみとして廃棄。既に回収、焼却処分されたとみられる。政府は「処分方法は適切で問題はなかった」としている。 「週刊団団」2月1日号によると、捨てられたノートはおよそ3千冊。表紙が紺色のA6版で、ロンドンの観光パンフレットなどと共に1月27日、燃やすごみとして捨てられた。中には何も書き込まれていなかったため、機密文書扱いではなく、一般ごみとして処理したとみられる。 報道について、政府はノートが公邸のごみであることを認めた上で、「適切に処分されており問題はない」との認識を示した。 政府が昨年末に公表した支出報告書によると、岸田文雄首相が公邸に入居した21年12月から、廃棄されたものと同型のノートを毎月200冊、文具代の名目で定期的に購入。22年7月に購入をやめていた。ノートを廃棄した公邸職員