先日の秋葉原の事件があったせいで、また色々と考えていたりします。 例によってマスコミは、犯人の素性や過去や趣味趣向を必要以上に調べては連日垂れ流しているらしく。 ZAKZAKの記事ではご丁寧にも犯人が所持していたらしい同人誌の類まで調べて載せていました。彼、東方もやっていたっぽい。 そんなのを眺めながら、けれどふと、全然別の方向に思考が向きました。 「誰でもよかった」という無差別殺人。犯人が死刑を望んで人を殺すケースも最近多発しています。 我々は普段、その「殺してしまえ」という意志、行動に結びつくポジティブなベクトルの意志の話ばかりしていて、考えています。 けれどそれだけなんだろうか。そこには裏表で、ネガティブな方向――そうした行動を強く抑え、忌むベクトルも存在するんじゃないだろうかと。 例によって思いつきなんですが……。 以前このブログで、「90年代を代表するキーワードとしての「不殺」問