【高根沢】図書館に行かなくても、パソコンや電子書籍端末で24時間いつでも本を借りることができる「町電子図書館」が1日、町図書館で始まった。同図書館の蔵書約28万冊のうち、1650冊が電子書籍で読むことができる。同図書館によると県内では初めてのサービスで、矢野誠一館長は「順次、利用できる本を増やしていくので、多くの人に利用してほしい」と呼び掛けている。 同図書館は図書館流通センター(本社・東京都)が運営する。今回導入したのは「TRC-DL」という電子図書館サービス。電子書籍を従来の紙の書籍と同様に、検索や貸し出し、返却、閲覧ができる。 図書館に足を運ばなくても本が借りられるほか、地域の貴重な資料の管理や省スペース化などのメリットがある。徳島市や山口県萩市の公立図書館などですでに導入されているが、県内でのサービスは初めてという。 利用者は同図書館のカウンターでIDとパスワードを発行してもらう。