2018年防衛白書が8月28日の閣議で報告されました。その白書の内容はPDF版を防衛省のウェブサイトで閲覧可能です(訂正されることがあるようです。小サイトで使ったのは、原則として2018年8月30日にダウンロードしたものです)。 私は2006年版の地図の誤りについて「「防衛白書」の地図は問題だらけ」という小文を発表していました。残念ながらこういう分野に関心を持ってくれる地理、地図の研究者はいなかったようですが、ようやく最近になり現れました。そのお一人が愛知大学の近藤暁夫さんです。 「掲載地図の誤りにみる『防衛白書』の資料的価値と防衛省の地理的知識―『平成29 年版 日本の防衛―防衛白書―』を中心に―」という論文を発表されています。これは『愛大史学』27号に掲載されたもので、愛知大学リポジトリで閲覧可能です。是非ご覧になってください。 さて、2018年版の地図はどうなっているでしょうか。少し