[ボストン/ニューヨーク 16日 ロイター] 米証券取引委員会(SEC)は、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)に絡む債務担保証券(CDO)の組成と販売をめぐり、米ゴールドマン・サックスGS.Nを提訴したが、同様の問題は他の金融機関にも波及する可能性がある。 4月16日、米SECがゴールドマン・サックスを提訴したが、同様の問題は他の金融機関にも波及する可能性がある。写真はニューヨークにあるゴールドマンの本社。7日撮影(2010年 ロイター/Brendan McDermid) 今回問題になったのは、ゴールドマンが2007年に販売した合成CDO「アバカス」。CDOに組み込んだモーゲージ関連デリバティブの選定には大手ヘッジファンドの運用担当者ジョン・ポールソン氏が関与したが、同氏は、このCDOの価格下落で利益が上がる取引を行っていた。 ゴールドマンは、不正な取引はしていないと主