[東京 19日 ロイター] 19日の東京市場は株安/債券高。米証券取引委員会(SEC)が米ゴールドマン・サックスGS.Nを証券詐欺罪で訴追したことでリスク資産売り/債券買いとなった海外の流れを引き継いだ。 国内の株式市場は高値警戒感が指摘されていただけに日経平均は200円を超える下げとなった。ただ、利益確定売りは予想された範囲内と声が出ている。今後は調整の幅と時期が焦点だが、市場には、企業収益の改善を背景にまだ楽観シナリオが聞かれる。 <金融規制強化を警戒> 株式市場では日経平均が続落し、節目の1万1000円を割り込んでいる。GS問題で16日の米株市場が急反落したことが嫌気された。 市場参加者はゴールドマンの問題が他の証券会社へ波及する可能性や米金融規制強化の再燃などを警戒している。「投資家が株式やコモディティなどリスク資産から資金をいったん引き揚げている。市場の不安心理を映すVIX指数が