網タイツをはいた派手なギャルが配っていたティッシュペーパーに「クリ○○ス特別サービス!ドM 看護婦 ペンライトのぞき」という文言がプリントされた紙が挟まっていた。このような文句の場合「ドM」とはサービスを受ける側がマゾになれるのか、サービスを施す看護婦がマゾなのか、よくわからない。ドMと看護婦の間にあるワンスペース「 」に僕は頭をかかえてしまう。並列された「ドM」「看護婦」「ペンライト」「のぞき」四つの言葉の関係性も不明瞭だ。やれやれ。僕はビング・クロスビーのホワイトクリスマスが流れるオフィスでぼんやりとドM看護婦について考えはじめていた。 ドM=看護婦と仮定するなら、「ドMの看護婦の痴態をペンライトをもちいてのぞく」「ドMの看護婦と店頭に陳列されたペンライトをのぞく」と解釈するのが自然だ。あるいは「ドM看護婦がプライベートで所有する、大人のおもちゃとして大活躍中ペンライトのミズシマヒロ君