1. Google App Engine Low-level API この連載では、「Google App Engine for Java」(GAE、GAEj)が用意しているデータ格納領域(データ・ストア)の使い方を解説します。 GAEjでは、データ・ストアにアクセスするための標準APIとして、JDO(Java Data Objects)を用意しています。標準APIには、このほかにJPA(Java Persistence API)もあります。ほとんどの場合は、JDOが使われます。 この一方で、標準APIとは別に、Low-level APIと呼ばれるAPIが用意されています。この連載では、このLow-level APIについて解説します。 JDOのような標準APIがある中で、なぜLow-level APIを用意しているのか。まずは、この理由と、Low-level APIのメリットを説明します