一昨日見た夢の話をしてもいいですか?僕はテーマパークのような場所にいました。USJを思わせる入場門。小学生くらいの子供たちでそこらじゅう溢れかえり、僕くらいの年齢層、大人たちはまばら。そんな中で誰かが、お忍びで来ていたと思われる立川談志さんを発見します。 「あ、立川談志だ!!」 どこからともなく声が上がり、気づいた大人たちが談志さんに駆け寄ります。子供たちも訳もわからず銀髪にバンダナのその老人を囲んで揉みくちゃに。子どもたちにはその老人が少し前の時代にはテレビにも出演していた偉大な落語家の一人だと知る由もない。 どういういきさつか、談志さんがその場に居合わせた客に「一席披露してやるよ」という話の流れに。 「誰か、リクエストないかい?」 談志さんが群衆に問いかける。子どもが多くを占めるなか、周りよりかは落語に詳しいという自負のある僕は、しゃしゃり出て手をあげる。僕の頭はフル回転。しかし談志さ