印刷 関連トピックスイラン稽古に励むイランの女性たち=テヘラン近郊キャラジ、北川学撮影稽古に励むイランの女性たち=テヘラン近郊キャラジ、北川学撮影 イランで日本の忍術を習う女性が増えている。護身術になるほか、心身をリラックスさせられる点が人気の理由らしい。首都テヘラン近郊キャラジの道場では、約40人の女性たちが忍者を模した姿で稽古に励んでいた。 日本で修行した男性アクバル・ファラジさん(45)が1989年に道場を開き、いまでは入門者が全国で1万人以上。うち女性は3500人だという。一部の外国メディアで「暗殺者の養成所」と冗談めかして報じられ、「みんなスポーツとして楽しんでいるだけなのに」とファラジさんは困惑する。 3年前に入門したというドニヤ・タライさん(21)は「忍術を通して自分を尊ぶことを教わった。自信が持てるようになった」と話していた。(キャラジ=北川学)