30日午後4時頃、大阪市中央区の繁華街・心斎橋で、御堂筋を南方向に走行していたワゴン車が御堂筋八幡町交差点で右折し、一方通行の道路に入り込んで逆走、信号待ちしていた乗用車に正面衝突した。 ワゴン車はこの後、方向転換して、御堂筋を横切り、同交差点の横断歩道付近で自転車に乗っていた女性(32)をはね、停車中のトラックにぶつかるなどして止まった。 大阪府警南署によると、女性は胸の骨を折るなどの重傷で、トラックの近くで作業中だった男性(58)も巻き込まれ軽傷。ワゴン車を運転していた同市内の男(65)も頭にけがを負い、病院に運ばれた。同署は治療が終わり次第、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致傷)容疑などで事情を聞く方針。 男の家族は同署に対し、「(男は)糖尿病の持病があり、低血糖になることがあった」と話している。低血糖になると意識が薄れることもあり、同署は事故との関連を慎重に調べる。