東京都世田谷区の国道246号で昨年3月、飲酒運転で1人を死亡させ、4人に重軽傷を負わせたなどとして、危険運転致死傷などの罪に問われた川崎市の無職緒環(おだまき)健蔵被告(21)の裁判員裁判で、東京地裁は17日、懲役17年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。河本雅也裁判長は「交通ルールを無視した危険極まりない運転だ」と述べた。 判決によると、緒環被告は昨年3月23日午前1時40分ごろ、同区の国道246号でパトカーの追跡を受け、酒気を帯びた状態で時速約160キロで赤信号の交差点に進入。青信号で進行中だったタクシーなど計3台が絡む衝突事故を起こし、タクシー運転手村松豪さん(当時49)を死亡させ、男女4人に重軽傷を負わせた。 判決は「追跡から逃れようと、急停止できない高速度で交差点に進入した。たとえ赤信号であっても無視する意思があった」と指摘。被告は交差点の信号機を認識していなかった、とする弁護
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