●CPUと同様にマルチスレッディングの実装へ GPUもマルチスレッディングへと進んでいる。GPUはもともと複数パイプ(Shader)を備えて複数タスクを走らせることができる。しかし、次のステップとして、各Shader内で複数スレッドを走らせることができるマルチスレッディングの実装へと向かっている。CPUがマルチコア&マルチスレッドへと向かったように、GPUもマルチパイプ&マルチスレッドへと走っている。GPUベンダーも、マルチスレッディングを次世代GPUの重要なキーとして打ち出しはじめている。 マルチコアとマルチパイプは、どちらもチップのパフォーマンスを上げるためのアプローチだ。それに対してマルチスレッドは、各コアや各パイプの効率を向上させ、特にメモリアクセスのレイテンシを隠蔽することを主目的としている。例えば、Intelが自社のマルチスレッド技術Hyper-Threadingを発表した直後