自称ソフトウエア芸人の私には、講師とライターという2つの芸があります。これまで「講師ヤザワのセミナー日記」と題して、私の講師経験をお話ししてきました。今回から「ライター矢沢の著作日記」と題して、これまで私が書いてきた書籍や記事にまつわる経験談を披露させていただきます。「自分も書籍や記事を書いてみたい」と思っている方に、少しでも参考となる情報を提供できれば幸いです。記念すべき第1回は、私の著書の中で最も売れた『プログラムはなぜ動くのか』がなぜ売れたのかを振り返ってみます。 構想がまとまらないまま連載スタート 『プログラムはなぜ動くのか』は、プログラマ向けの月刊誌である日経ソフトウエアに1年間(2000年7月号~2001年6月号)連載していた記事を書籍化したものです。この記事の企画は、当時の編集長からの発案です。「最新技術ばかりでなく、基礎を学ぶ記事が1つぐらいほしい」とのことでした。これまで
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