――内臓脂肪以上に危険。命を脅かす「第3の脂肪」とは? 今回、この番組を作ることになったきっかけは、ある身近な疑問だった。番組のディレクターである私は、身長170センチ、体重90キロ。25以上が肥満と判定されるBMIは31。かなりの肥満だ。しかし血液検査の結果は全く問題なしの健康。 しかし、私の上司であるプロデューサーは、BMI21の標準体型であるにも関わらず、なぜか総コレステロールやLDLが高いなど、動脈硬化の危険があると判定された。 太っていると不健康、やせていると健康――これが従来からの常識であったはず。では、私たちの体に起こっていることは一体何なのか? 肥満=病気? 常識はもう通用しない 太っているといえば、まず思い浮かぶのは力士。番組の取材に協力してくれた幕内力士の霜鳳関は、体重143キロ、ウエストは133.5センチ、BMIは45という高度な肥満体型だ。しかし、血液検査を行うと、