国立成育医療研究センターと埼玉医科大の研究チームが、マウスのiPS細胞とES細胞から視神経細胞を作製することに世界で初めて成功したと発表した(毎日新聞、プレスリリース)。 同研究チームは昨年ヒトiPS細胞から視神経細胞を作製することに成功しており、今回はマウスのES細胞およびiPS細胞から同様に視神経細胞を作成することに成功したという。これにより、異なる種類の動物種や多能性幹細胞からでも同じ手法で視神経細胞を作製できることを示したとのこと。 視神経は長い神経線維(軸索)を持っているため、作成が非常に難しいと考えられていたとのこと。これにより、マウスの視神経細胞を作製し、それを使ってさまざまな研究を行うことが可能になるという。