「ケータイサイト作ったらケータイあげるから。通信料も払ってあげるよ」。ある日、研究室の教授にそう言われた。ちょうどiモードが話題になり始めたころだった。「これはやるしかないでしょ!」。そう思い立った閑歳さんは友達と2人で早速プロトタイプを作り上げた。 お目当てのケータイはプロトタイプを作った時点でもらうことができたが、せっかくだからと本格的に作り込むことにした。そう思い立った閑歳さんはプログラミングに詳しそうな笠谷さんと、サークルの後輩だった寺島さんと、もう1人の友達に声をかけて作業を始めた。 当時は圧倒的にPCユーザーが多かったので、PC向けの画面を作り込んでいった。掲示板も用意して授業に関する意見を投稿できる場も作った。「SFC★MODE」と名づけられたこのシステムは、あっという間にキャンパスに広まっていった。生徒のみならず、先生も事務スタッフも使ってくれた。ユーザーが十分に増えたとこ
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