物事のサイズを小さくすること。日本では「企業システムにおける小型コンピュータ利用」「コンピュータの小型化」の意味で使われることが多い。 1990年前後からパーソナルコンピュータやUNIXワークステーションなどの小型コンピュータの性能が実務に耐えるレベルに到達し、またイーサネットやTCP/IPなどの安価なネットワーク技術が普及してきたことから、それまでは大型汎用機で行ってきた企業システム構築を、小型コンピュータを利用したシステム――例えばクライアント/サーバ・システムなどに移行する動きが出てきた。これをダウンサイジングという。 ただし厳密な定義はなく、小型機を前提にしたシステム・アーキテクチャの採用だけではなく、「小型サーバへの置き換え」「システム規模の縮小」「システム化予算の縮小」のことをいったり、「分散システム化」「オープンシステム化」「マルチベンダ化」の意味を含めて使われている場合さえ