夏休みに3泊4日で旅行に行ったのだけれども、遊んだり食べたり飲んだりしているうちに4日間はあっという間に過ぎてしまった。楽しい時間はすぐ過ぎるのだ。 逆に、たとえば人に怒られているとき、時間は全然過ぎていかない。あーたっぷり絞られたなー、と思っても、時計を見ると5分くらいしかたってなかったりするのだ。 楽しい時間は早く過ぎる。辛い時間はなかなか過ぎない。実感としてそんな思いはあるのだけれども、実際のところ体感時間というのはどのくらい変化するものだろうか。実際に計測してみたい。 (text by 石川 大樹) 体感時間の3分、実際は何分か 体感時間のはかり方はこうだ。楽しい時や辛いときにストップウォッチを持って、3分たったと思ったら止める。ストップウォッチの時間が4分であれば、4分の時間がたっているのに3分と感じたわけで、時間はそれだけ速く過ぎている。逆に2分だったら、時間を遅く感じたという