米国の10代の若者たちに絶大な人気を誇るスマホ向けアプリ「スナップチャット」。送った相手のスマホから10秒以内に画像が「消える」というアイデアに舌を巻いたザッカーバーグは30億ドルで買収を持ちかけた。だが、スナップチャットの創業者はこれを拒否。その理由はなんなのか。知られざる“ベンチャードラマ”を紹介しよう。 「知り合いになりたいからメロンパークに来てよ」 2012 年末、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグは、スナップチャットの創業者エヴァン・スピーゲルに、こんなメールを出した。 スナップチャットは、「送った写真は相手のもとから10 秒以内に消える」という画期的なアプリ。だが、いまだ収益モデルが確立していないという難点も抱えている。そんなアプリの共同創業者に、“ 史上最もリッチな20 代”ザッカーバーグ自らアクセスしてきたのだ。 これに対し、史上最も生意気な(もしくは、ザッカー