ブックマーク / stim-flora.hatenablog.com (2)

  • 甲状腺機能低下症・橋本病と便秘 - 便秘の医学・その治療と予防

    700万人もの人が患っているとされる甲状腺機能低下症。甲状腺機能低下症の85%以上は女性で、甲状腺機能低下症は女性の病気であるといえます。甲状腺機能低下症はさまざまな原因で発症しますが、特に、橋病とよばれる自己免疫疾患によって発症するケースが多いといわれています。橋病は、慢性甲状腺炎とよばれ、40代から50代の女性に多くみられ、その年齢の女性の10%から20%が橋病であるとされています。甲状腺機能低下症は、橋病以外にも原因がみられ、バセドウ病の治療後においても発症することがあります。甲状腺の機能が低下しますと、全身の代謝が低下するために、さまざまな症状が現れます。消化管での代謝が低下しますと、蠕動運動などの消化管運動が低下し、その結果、便秘が引き起こされます。消化管運動の低下により、大腸内の便の移動速度が低下してしまい、そのため便の水分吸収が促進され、硬い便となって便秘が生じます。

    甲状腺機能低下症・橋本病と便秘 - 便秘の医学・その治療と予防
  • パーキンソン病に伴う便秘 - 便秘の医学・その治療と予防

    パーキンソン病は、欧米では古くから知られていた病気で、近年、高齢化に伴って日においても患者数の増加が顕著な神経変性疾患の1つです。パーキンソン病は、アルツハイマー病に次いで発症頻度の高い脳神経系疾患です。パーキンソン病は、脳の中の神経に異常が起こることにより発病し、さまざまな症状を呈します。特に、発症頻度が高い症状として便秘があります。パーキンソン病患者さんの約90%に便秘がみられています。パーキンソン病の便秘は、その病気による自律神経障害が原因となって現れます。パーキンソン病では、腸管の運動を促進する自律神経系が障害を受けているために、腸管運動が抑制されてしまい、その結果、便秘が生じます。また、パーキンソン病の治療には、L-ドーパや抗コリン剤などの治療薬が用いられますが、これらの薬物治療によっても副作用としての便秘が生じます。このように、パーキンソン病に伴う便秘は、原疾患とそれに対する

    パーキンソン病に伴う便秘 - 便秘の医学・その治療と予防
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