【第5回】 2009年01月05日 行動、体、心の順で自分を変えていく! 禅やイチローに学ぶ「ストレスセルフケア」 ストレス発生前後に 自分なりの“儀式”を ストレス原因に遭遇した(あるいは遭遇する)ときに、必ず実施する自分なりの“儀式”をつくっておくのも効果的だ。 座禅は、一種のストレスコントロールを行なっている。禅堂の入り方から足の組み方まで、すべて作法が決められている。一連の動作を行なうことで心を静めるのだ。座禅の基本は、「調身、調息、調心」。まず、行ないや姿勢を整え、次に呼吸を整えれば、おのずと心が整う――という考え方だ。 よい緊張をもたらす儀式の実践者といえるのが、野球選手のイチロー。打席に立つといつも決まった“儀式”を行なう。バットを立て、ユニホームの袖をつまんでから構える。これは「自律神経をコントロールし、精神状態をベストに保つ、彼なりの儀式だと思う」と坂入氏は指摘す