福井県にある高浜原子力発電所の運転延長に向けた審査の対応に当たっていた関西電力の男性社員が自殺し、長時間労働による過労が原因だったとして労災と認定されましたが、男性はことし3月からは東京に長期出張していて、亡くなる前日までの4月の残業も150時間程にのぼっていたことが分かりました。 男性は、高浜原子力発電所の1号機と2号機について、原子力規制委員会が行う審査の対応に当たっていましたが、ことし4月20日に出張先の東京のホテルの部屋で自殺しているのが見つかりました。 関係者によりますと男性は管理職ですが、ことしに入ってから1か月の残業が100時間を大幅に超えるようになり、2月には200時間程に上っていました。 また、男性は3月からは東京に長期出張しホテル暮らしをしていて、4月1日から自殺前日までの19日間の残業も150時間程になっていたほか、たびたび原子力規制庁に足を運んで規制委員会の審査会合