海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:「非常用持ち出し袋」は旅行気分で用意しよう > 個人サイト つるんとしている 深遠なる中華炒めの世界 おれが以前から秘かに興味を持っている語学といえば、アラスカ先住民文字、エスペラント語、宜蘭クレオール、ゲール語、モンゴル文字など、日常生活で役に立つ場面がきわめて少ない(趣味性の高い)言葉ばかり。それらと比較すれば、10億人が話す中国語を勉強すれば圧倒的な実益が見込めるだろう。 特に「料理分野」なら、最近は日本の街中でも生身の中国語に触れる機会がそれなりにある。池袋や西川口は日本人向けにアレンジされていない中華料理屋=「ガチ中華」の街として有名だけど、いま全国的にこうした全力投球の中華料理が体験できる街が注目されつつあるからだ。 おれが住む大阪の場合は
「辛さ」と「シビレ」の伝道師 麻婆豆腐づくりにはそれなりに自信があった筆者ですが、四川料理のプロに教わったら目からウロコが3回落ちました。 講師は、都内の中華レストラン「リバヨンアタック」の料理長・人長良次(ひとおさ よしつぐ)さん。 ribayonattack.com 高校を卒業してすぐに「シェラトン都ホテル」の中華レストランに就職。 当時の総料理長・黄綬褒章受賞者である橋本暁一氏に師事し、正統派の四川料理人としてキャリアをスタート。何度も四川省に赴き、食べ歩きと研究を重ね、現在は一部のスパイスも現地・四川省から直接買い付けています。 人長さんは、本場の四川料理を日本人の舌に合うように調理しておいしさを伝えるのだ、という使命感に燃える辛さとシビレの伝道師なんです。 ▲重慶の辣子鶏(ラーズーチー)専門店でのスナップ(写真提供:人長さん) 今回教わったのは、「四川風麻婆豆腐を家庭のキッチンで
中国4大料理の一つである四川料理は、中国のみならず世界でも有名です。日本で有名な四川料理の達人といえば陳健一(ちんけんいち)ですが、彼は中国四川の出身であることもご存知ですよね。自然界には20~40万種の物質が存在していますが、人類が識別できる物質は200~400種しかないそうです。しかし、中華料理に使われている調味料は500種ぐらいあるとされているので、中華料理が世界3大料理の一つとして呼ばれていることに対して、誰一人疑うことはないでしょう。 四川料理の決め手 四川料理は中国では「川菜」と呼ばれていて、中国各地で本格的な四川料理を食べることができます。土地が広く、地域性が大きい中国にしてこれは大変珍しいことですが、また四川料理がいかにポピュラーであるかを証明していることにもなります。四川料理が国や人種に関係なく、世界の多くの人々に愛されている味の豊富とその多様性にあります。四川料理の決め
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