いわゆるハウツー本。 僕も自分自身の単著で発売しているし、 共著や寄稿を含めれば、かなりの数を 世に送り出させていただいている。 でもハウツー本は絶対的な正解集ではない。 著者のやり方や手法を紹介しているものに すぎない。 ひとによっては、これまでと違うやり方が 紹介されていることもあるだろう。 そうするとすぐに言葉になる。 「あれは間違っている」、と。 でも違う。 著者はそのやり方で、掲載している写真を 撮っているというだけだ。 そして、その写真を撮ったという事実がある。 大切なことはやり方ではなく、 撮りたい写真に行き着くことだ。 行き着ければ、やり方などそれぞれでいい。 行き着きたいのに、手段が分からない・ もしくは迷った方は、とりあえず則ってやって みたらいい。たどり着くまでの過程に、 自分に見合う手法が見出せるかもしれないし、 少なくともたどり着けたという事実は残る。 ハウツー本