ミック経済研究所は8月25日、ネット広告代理の市場規模に関する調査結果を発表した。同発表によると、ネット広告代理総市場規模は2008年度が前年比15.5%増の4,620億円、2009年度が同8.2%増の5,000億円になる見込みで、2012年度には年率11.0%増で7,000億円規模に拡大するという。 同調査は、ネット専業広告代理店と総合広告代理店を合わせた24社を面接取材、さらに26社を電話取材などにより、合計50社の主要ネット広告代理事業者をベースに市場規模とそのトレンド分析をまとめたもの。 同社では、2008年度の国内市場は下期から世界不況の影響を大きく受け、企業の広告宣伝費や設備投資費などが抑制されて経済活動が大きく冷え込み、2009年度も引き続きその影響を受けていると分析している。 ネット広告は、テレビや新聞などの既存マスメディアと違って効果を測定できることからROI(費用対効果