バッチ処理に欠かすことのできないジョブスケジューラ。特にJavaの場合は,JavaVMというプロセス自体が重厚なために,個々のバッチプログラムをそれぞれJavaVMプロセス起動で実行することは,バッチプログラムの本数が多くなればなるほど非現実的になる。そのために,一つのJavaVM上でのジョブスケジューリングが基本となり,つまり各バッチ処理をプロセスとしてではなく,スレッドとして実行する基盤が欲しくなってくる。 スレッドを使用したことのある開発者であれば,必要最低限なジョブスケジューリングの基盤を実装することはそう難しいことではないだろう。しかし,バッチ間の協調が求められたり,スケジューリングが複雑になったりする場合には,やはりそれなりに機能を持つ基盤をネットで探して利用したくなるだろう。 OpenSymphonyが提供している Quartzは,そんな状況にもってこいのジョブスケジューラ向
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