ATSを破壊の運転士 列車検査、保守部門に異動 JR北海道 (10/02 08:54) JR北海道の30代の男性運転士が操作ミスを隠すため、運転していた特急列車の自動列車停止装置(ATS)を壊した問題で、同社が運転士を15日間の出勤停止処分とするとともに、1日付で列車の検査や修理を担当する部署に異動させたことが同日、分かった。専門家からは「意図的に安全装置を壊した人に、列車の保守を担わせるなどあり得ない」と批判の声が上がっている。 同社によると、運転士は9月7日、札幌市手稲区の札幌運転所から札幌発上野行き寝台特急北斗星(13両編成)を本線に向かわせる際、ATSの操作を誤り、列車が非常停車。ATSの故障が原因と見せかけるため、二つのスイッチをハンマーでたたくなどして壊した。 運転士の運転歴は9年8カ月。同社は異動理由について「事案の内容から運転士は続けさせられないと判断した。配属先はこれまで