つい先日、あるICT企業の新人研修での講演依頼があり、僭越ながら、業界や市場のトレンドについて、話をさせていただいた。新人研修といっても、対象はまっさらな新人ではなく、昨年春に入社し、もうすぐ社会人2年生になる若者たちである。研修全体の内容は、「仕事とは何か」「どのように課題を見つけ、解決していったらよいか」といったものだ。 若者ばかりがずらっと並ぶ前で話すなんて機会はあまりない。だから彼らの元気に気圧されつつも、話をしながら若者を観察しようとした。そして観察の一環として、講演の最初のほうで、「この中で、スマートフォンを持っている人?」と尋ねてみた。 結果は、150人以上いるうち、見た目9割、もしかするとそれ以上が手を挙げた。質問したのは“携帯電話”ではなく、“スマートフォン”についてである。さすがにちょっと驚いた。念のために申し上げておくと、この企業は、決して携帯電話事業者や携帯電話機メ
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