テレビ界は3カ月ごとに改編期を迎え、その時期には単発の特別番組が数多く放送される。その目的は様々だが、レギュラー放送を目指したパイロット版的な番組も数多い。今年の3〜4月も『ワンフレーム』『こんな感じでどうですか?』『アウトデラックス3』(以上フジ系)『耳が痛いテレビ』(日テレ)『テクネ』(Eテレ)など意欲的で面白い番組が多かった。今回はその中でも特に挑戦的で鮮烈な印象を与えてくれた2つの番組を紹介したい。それが『ミズトアブラハイム』と『孫の喜ぶ顔が見たい』だ。 『ミズトアブラハイム』は4月5日深夜にTBSで放送された。 総合演出は『クイズ☆タレント名鑑』などにも参加している若きディレクター高田脩。 潔癖症で知られる坂上忍と片付けられない読者モデルのギャルのような「水と油」なタイプがルームシェアをして数日間一緒に暮らすというものだ。 それをスタジオで見守るのは有吉弘行。 「泣けって言われた